コラム
入院をして感じたこと 雑感
当事務所代表の片山卓朗です。
私事ですが、先日、内臓の手術のため入院する機会がありました。入院先は中規模の公立病院です。本日は、患者の立場から感じたことを少しお伝えしたいと思います。
まず強く印象に残ったのは、医療従事者の働きぶりです。とりわけ看護師の皆さんの対応には深い感銘を受けました。病棟では複数の看護師の方が交代で担当してくださいましたが、どなたもそれぞれの個性を生かしながら、的確かつ丁寧に対応されていました。まさに「患者ファースト」が徹底されていると感じました。
担当医の姿勢にも頭が下がります。少なくとも毎日、朝と夕方の2回は病室を訪れ、状態を確認してくださいました。休日であっても様子を見に来られ、「いったい、いつ休まれているのだろう」と思ったほどです。患者としては心強い限りですが、その一方で、医師のワークライフバランスを思うと、もう少し休まれてもよいのではないかとも感じました。
そしてもう一つ、率直に驚いたのが医療費の水準です。高度な医療機器、整った設備、熟練した医師・看護師による継続的な診療。それだけの人的・物的資源が投入されているにもかかわらず、自己負担額は想像以上に低いものでした。正直なところ、「安すぎるのではないか」と感じたほどです。
公立病院の多くが赤字経営であるという報道を目にしますが、今回の経験を通じて、その背景を実感した思いがしました。
質の高い医療を持続的に維持していくためには、診療報酬の在り方についても、社会全体で改めて議論する必要があるのではないでしょうか。
〔文責 片山卓朗〕
